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菅直人氏の首班指名

text by

小泉龍司

2010.06.04

 本日(6月4日)、民主党の代表選挙を経て、衆参両院において菅直人氏が総理大臣に指名された。
 民主党の代表選挙は、実質1日で終わり、菅総理が国民の前で所信を表明したのは、民主党代表選挙での約10分間の立候補演説のみであり、まだ総理の本当の所信を聞くには至っていない。
 したがって菅総理就任についての論評は、来週に予定されている所信表明演説と、各党代表質問を聞いた上で述べさせて頂くこととしたい。
 ただ私が菅総理に期待することは、個々の分野の政策の是非以前に、日本の社会を全体として捉え、デフレ、財政赤字、安定的な雇用の喪失、格差の拡大といった問題の相互関連性を解き明かし、その解決策をなんとしても見出し、果敢にそれを実行していくことである。
 菅総理は、鳩山前総理のような気のきいた言葉を使うわけではないが、本日の記者会見の中で、「私は雇用、仕事を生み出しそこから成長していく。・・・・日本経済は立て直していく。財政健全化も大変な課題だが・・・・方向性を出していく。」 と述べた部分こそ事柄の本質であり、どんなに困難であっても政治がそこから逃げてはいけない課題である。これが本当に実行できるか否かが問われている。

 衆議院における首相指名の直後、我々の無所属控室(私と城内実衆議院議員の2人で構成する衆議院・院内会派「国益と国民の生活を守る会」)に、菅総理と鳩山前総理が挨拶に見えた。
 まずは笑顔と握手で菅総理にエールを送らせて頂いた。
 鳩山前総理には、「ご苦労様でございました。」と声をかけたところ、「どうか皆さん、これからも頑張って下さい。」と述べられた。