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秩父郡市医師会長と医療整備のあり方について検討(12月21日)

text by

小泉龍司

2010.12.24

1.秩父郡市においては、総務省の「定住自立圏構想」の中で、地域医療体制の整備を第一の重点項目に置き、関係者による取り組みが行われています。
 その中で、花輪医師会長さんの「秩父病院」も、ドクターヘリが離着陸できるヘリポートを備えた新病院を来年3月5日に開院する予定であり、地域医療向上の大きな一翼を担って頂いています。


2.しかしながら、秩父郡市における医師不足は依然として深刻であり、2次救急の輪番病院も、現在は3医療機関(秩父市立病院・秩父病院・皆野病院)にまで減少してしまいました。
 また、今後大きなニーズが見込まれる「回復期・リハビリ病床」は、現在のところ秩父生協病院に30床が設けられているだけです。


3.こうした状況の下、この秋の補正予算で総額2100億円に増額された「地域医療再生臨時特例交付金」が、今後各都道府県に配分されることになります。その具体的な使途の決定に当たっては、秩父郡市、本庄児玉郡市、深谷大里郡市など県北の医療再生にも十分に配慮してもらいたいと考えています。そのためにも、埼玉県の医療行政の枠組みに、各地域と県の医師会が積極的に関与し、また行政の側もオープンな議論を踏まえていく必要があると思います。
 また、そもそもの医師不足や医師の偏在、病院と診療所の連携のあり方などについては、今後の社会保障・税の抜本的改革に向けて、現場の実情を踏まえ、現場発できちっと議論を積み上げていく必要があると考えます。


4.こうした問題について、花輪医師会長さんは豊富な知識と鋭いアイデアをお持ちであり、また本庄児玉郡市・医師会の高橋会長さん、深谷大里郡市・医師会の佐々木会長さんとも常に緊密に連携を取って頂いています。
 当日は約2時間にわたり、地域医療の現状について分析を行い、突っ込んだ話し合いをさせて頂くことができました。
 今後さらに関係者の輪を広げて検討を深め、具体的なアクションに繋げていきたいと思います。

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