小鹿野町倉尾地区の県道「旧要トンネル」は戦中から戦後にかけて地元の故黒沢要人さんが請け負い私財を投げ打って完成させたもので、要人さんの名前から「要トンネル」と命名されました。
しかし今日の交通事情には道路幅が狭く見通しも悪いことから、大型バスも通れるトンネルにして貰いたいとの要望を平成15年に私が頂き、埼玉県当局に働きかけて平成17年に調査費がつき以後事業化されて、関係者のご努力により、このたび竣工の日を迎えることができました。
地元の皆様方の喜びはもとより、私にとりましても感慨ひとしおです。
旧トンネルは長さが約15メートルでしたが、新トンネルは長さが95メートル、高さが5.9メートル、幅が8メートルと相互通行や大型バス通行が十分可能になりました。
「新要(かなめ)トンネル」開通式・祝賀会(3月5日)
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