文字サイズ: 小 中 大

玉淀ダムからの導水トンネルに危険箇所

text by

小泉龍司

2011.05.17

1.現在、荒川の玉淀ダム(寄居町)から取水し、旧花園町までの導水トンネルとそれに続く用水路を通して、深谷市、寄居町、本庄市の3173haの農地に農業用水を送っているのが、荒川中部地区・国営土地改良事業である。
 この農業用水路は、建設後40年以上が経過したため、老朽化による機能の低下が進んできているが、それに加えて、3月11日の東日本大震災とそれに続く余震により、導水トンネルや用水路のひび割れが広がっているという報告もあり、昨日午前10時半から約1時間にわたり、導水トンネルの中を約300m歩いて視察、調査を行った。

2.導水トンネルの天井部分には、1~5mmの幅の亀裂が、ある地点からトンネルの上流に向けて切れ目なく走っていることが確認された。この亀裂は震災の前から存在していたものであるが、その幅は明らかに拡大している。

3.直径約3mの馬蹄形のトンネルの上部から圧力がかかり、天井部分にひび割れが生じているが、その力が横方向にも作用した場合には、左右の壁の部分にも亀裂が入り、そうなると、トンネルが崩れ落ちるなど、かなり危険な状態となる。

4.まだその状況には達していないが、そうなる前にでき得る限り速やかに導水トンネルの補修を行うとともに、トンネルを出たあとの用水路部分についても、危険箇所について補修を行うことが必要である。
 震災対応が進む中、国の財政にも大きな制約がかかってきているが、この用水路こそが、私の地元の中心的な農業地域の命綱の一つになっていることを踏まえ、可能な限り早期に必要な改修が実現できるよう、全力で取り組んで参ります。

写真1

写真2

写真3

写真4

写真5

写真6