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仙台出張の一日―その2―

text by

小泉龍司

2011.06.18

(1)県庁訪問の後、東北大学大学院・医学系研究科・神経内科の青木正志教授にお目にかかりました。事の発端は、東北大学の医学部で長く教鞭を執られ、現在は深谷市で開業されている小暮久也先生からの問題提起でした。
 メンタルケアを専門にされている小暮先生からは、この度の震災で大きなショックとストレスを受けた東北地方の高齢者の方々のメンタルケアをどのようにしていけば良いのか。またその中で、大きなショックを受けると症状が進むといわれている認知症の患者さん等をどのように救えば良いのか、という問題提起を頂きました。

(2)そこで、厚労省にどういう施策が考えられるのか照会したところ、「地域支え合い体制づくり」という項目で、先に成立した第一次補正予算の中に70億円が計上されていることが分かりました。
 厚労省によれば、この予算は、被災地の各県に基金として割り振られるが、その使い道はあらかじめ定められておらず、ぜひ専門家の先生方の知恵を集約した施策を考えてもらいたいとのことでした。

(3)宮城県に割り振られる基金は約20億円。これをなんとか小暮先生の問題提起に沿うような形で具体的な施策に結びつけてもらいたい、とのお願いを青木教授にさせて頂きました。
 青木教授は小暮先生の弟子で、初めて医局に入ったときの指導教授が小暮先生であったとのこと。非常に柔軟性と温かさを感じさせてくれる、すばらしい先生でした。
 私がお伺いした後、小暮先生も青木教授を訪問され、青木教授が今後、東北大学の中で具体的な施策を早急に検討して下さることになりました。


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