文字サイズ: 小 中 大

待望の神流川沿岸地域国営事業が今年度に完成します。

text by

小泉龍司

2012.02.03

 群馬県と埼玉県の県境を流れる神流川が形成した、群馬県南部から埼玉県北部にまたがる広大な扇状地は、首都圏への生鮮食品の重要な産地です。
 この地域は、昭和50年代までは灌漑施設が未整備だったため、不安定な営農で大変な苦労を強いられていました。
 そのため、昭和42年度から昭和55年度の間に、国及び県営の土地改良事業が実施され、神流川頭首工、農業用水路及び畑地灌漑施設が整備されました。
 しかし、完成してから既に約30年が経過し、施設の老朽化が著しいとともに、営農・土地利用形態の変化にも対応した、施設の改修・改善が不可欠となりました。
 そこで、3市3町の関係者は、本事業に関わる促進協議会(顧問:小泉龍司)を作り、強力に国及び県に働きかけを行い、平成16年度に念願の事業に着手することができ、今年度にいよいよ待望の事業が完成します。

事業の概要

関係市町村(3市3町)
群馬県 藤岡市
埼玉県 本庄市、深谷市、美里町、神川町、上里町

受益面積  4,019ha (水田 2,097ha、畑 1,922ha)

総事業費  190億円(H16~H24)

主要工事計画  頭首工 1ヶ所(改修)
主要工事計画  用水路 32.7km(新設及び改修)

なお、本事業では、水路を利用した小水力発電(出力:211kw)や、太陽光発電(2ヶ所、出力:165kw、85kw)を設置し、維持管理費の節減や環境に優しい配慮を色々と取り入れています。