文字サイズ: 小 中 大

文化遺産を生かした観光振興・地域活性化事業(秩父郡市)

text by

小泉龍司

2012.05.09

 秩父地域には、独自の歴史に沿った伝統文化が存在しています。
 その多くが、古くから先人たちによって継承されて来たものです。
 過去の良き時代に始まったものも時を経て、祭りの屋台や人形芝居の衣装や道具もだいぶ傷んできています。その修理がそれぞれの地元の懸案事項となっていますが、経済状況が厳しい昨今の状況においては、なかなか修理が進まないのが実情でした。
 そうした中において、平成23年度から始まった文化庁の「文化遺産を生かした観光振興・地域活性化事業」を活用して、秩父市文化財調査会が中心となって、文化財の修理及び伝統文化の継承に取り組んでいます。
 私も文化庁との意思疎通の下、継続的に採択の要請を行って参りました。
 その結果、23年度には総額約2300万円の補助金が採択され、屋台(番場町・道生町・熊木町・山田)の整備、秩父歌舞伎の用具整備・記録作成・後継者育成、黒谷の獅子舞後継者育成、そして吉田の貴布祢神社神楽用具整備が行われました。
 また、24年度も総額約1700万円が採択され、上記の事業の継続が可能になりました。
 これからも秩父の伝統文化を守るために、引き続き取り組んで参ります。