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本庄祇園祭と児玉・八幡神社八坂祭

text by

小泉龍司

2012.07.17

 真夏日の陽射しの中、多数の神輿が街に繰り出し、練り歩きます。
 マグニチュード9を超える地震は千年に一度と言われます。前回は9世紀に東北地方で発生した、貞観地震。その後、短期間のうちに次々と全国で地震や火山噴火が続き、最後に朝廷のある京都も大きな地震に襲われます。時の朝廷は、これを悪霊のなせる仕業と考え、悪霊退散の方法を考えます。
 まず、賑やかなお囃子。そして派手な装いの屋台。これらを街中引き回して、これに悪霊を引き付け、最後に悪霊を鴨川の水に流してしまう。この方法で、地震発生を防止しようとしました。
 これが京都の祇園祭の起源であり、その様子を京都で見た関東武士が、この風習をそれぞれの地元に持ち帰り、同じように、祇園祭を始めました。
 今日の各地の祇園祭は言わば、「事前防災」にその起源があります
 こうした千年の歴史の流れの中にある祇園祭。今年もそれぞれの皆さんの夏に、多くの幸をもたらしてくれることを祈りました。