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決算行政監視委員会第二分科会にて質疑を行いました。

text by

小泉龍司

2013.06.22

 6月21日に開かれた決算行政監視委員会第二分科会にて、財務省所管の諸問題について、麻生大臣はじめ政府関係者に対し質疑を行いました。
 質問項目は以下の通りです。

問1
4月の金融緩和後の長期金利の上昇と高止まりの理由として、様々な要因が指摘されているが、その底流には日銀による財政のファイナンス(マネタイゼーション)への懸念があるのではないか。

問2
長期金利上昇の影響を最も強く受けるのは、巨額の国債を抱えるゆうちょ銀行である。『バリューアットリスク』という過去の金利動向を検証するリスク管理手法だけでは、適正なリスク管理はできない。ゆうちょ銀行のリスク管理について、しっかりとした監督指導をお願いしたい。

問3
借り換え効果の一巡により残高効果が大きくなり、国債の利払い費が増加のテンポを早めている。利払い費を度外視する『プライマリーバランスの黒字化』という指標だけで、今後、市場の信認を繋ぎ止めることはできるか。

問4
マネーではなく賃金所得の低下がデフレの主因であるとする『賃金デフレ』という考え方がある。
デフレと賃金所得の相関に着目すると、諸外国のように賃金所得の低下を下支えできない、日本の税・社会保障の所得再分配機能の低下(主要国の最低水準)という問題が出てくる。
我が国の税制、社会保障制度の所得再分配機能の低下がデフレの遠因になっている可能性についてどのように考えるか。

問5
経済停滞の脱却を目指す諸外国と日本の政策パッケージを比較すると大きな相違点がある。諸外国では、新自由主義的な競争政策と社会民主主義的な、所得再分配、労働政策をバランスよく車の両輪にしている。
アベノミクスにも、こうした観点からの対応が必要ではないか。


【質疑全般の動画はこちら⇒「衆議院TVビデオライブラリ」より】