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秩父市立大滝中学校の閉校記念式典

text by

小泉龍司

2015.03.31

1、昭和22年に創立された大滝中学校が、3月31日をもって閉校することとなり、記念式典が行われました。
多くの卒業生を送り出した大滝中学校は、大滝の皆様方の心の原点でもあったと思います。
卒業生や歴代の校長先生、教職員の方々を含め関係者の皆様は、寂しさと特別の感慨をもってこの日を迎えられたことと思います。

2、大滝中学校が創立された昭和22年の我が国の人口は約7千800万人。現在はそれより約5千万人多い1億2千700万人であるにもかかわらず、なぜ、閉校のやむなきに至ったのでしょうか。
 
 そこには、二つの理由があります。
 ひとつは、人口は増加したが、出生数が大幅に下がっていること。つまり、子どもの数が激減しているということ。
 もうひとつは、人口は増加したが、多くの人々が東京を中心とする大都市圏に移っていったこと。
 この2つの要素が、戦後70年の時の流れの中で、日本の国の形が大きく変わってしまった要因です。
 その結果、毎年約500校の公立校が閉校に追い込まれています。

3、こうした根本的な問題にはっきりと焦点を当てて、国が政策を打ち出していかねばなりません。
 稿を改めて述べますが、今回の閉校式に出席させて頂いて、改めてそのことを深く胸に刻みました。