「小鹿野鉄砲まつり」にお伺いしました。
年末、秩父郡市各地のお祭りの最後を飾る、小鹿野町飯田の八幡様のお祭り(鉄砲まつり)が盛大に開催されました。
そのクライマックスは猟友会の方々や、火縄銃保存会の方々が山道の両側で空砲を撃つ中、二頭のご神馬が相次いで八幡様への階段を駆け上がる神事です。
かなり急な階段であり、また4、50発の空砲の轟音が鳴り響く中、まっしぐらに階段を駆け上がるご神馬の姿は、勇壮そのものでした。
また、町内を曳航される屋台は、彫刻類に寛政五年(1795年)の刻印があり、秩父郡市で最古の屋台と言われております(注)。誠に見事な屋台です。
鉄砲まつりが終わると、秩父ではお正月の準備が始まります。
この一年の感謝の思いと、新年に向けた希望が交錯する、味わい深い素晴らしいお祭りでした。
注:この屋台の修理については、文化庁からの補助金確保に動いています。