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福祉制度の「変更」とマスコミに煽られた世論の怖さ

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福祉施設事務長

2006.06.01

 ホームページを拝見しての感想です。

 「大きな政府と小さな政府」の話について大変興味深い内容でした。特に2番目の意味合いをどのように考えるのが良いか、私も福祉サービスの一端を担っている中で常々考えている内容でした。

 前回の選挙では、郵政民営化のみが焦点で、他の重要な政策について、殆ど議論も情報の提供もされなかった感がありますが、その中でも高齢者福祉や障害者福祉についての重要な法案も殆ど明るみに出ず議論もされないまま、小泉内閣の勝利を受けこの4月から制度が変更される事になりました。

 行政側は制度”改正”といっていますが、われわれの業界では制度”変更”(本音は改悪だと思っている人が多い)といっています。

 この変更により今まで受けていたサービスが受けられなくなる方々も沢山います。そういったお年寄に説明をした際に「この間の選挙の一票の重みがこれほどだったとは思わなかった」と言われた一言が印象的でした。(世論に乗せられて安易に投票したがこんな事になるとは知らなかったという心境で言ったのでしょう)

 現政権のやり方がうまかったともいえるのでしょうが、なにかしっぺ返しが(当然安易にその政権を選んでしまった我々国民にも降りかかる形で)あるのでしょう。

 安易に、マスコミに煽られた世論に乗せられてしまう事の怖さを感じた出来事でした。